結婚前から同居すべきか

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昔なら結婚する前から同居するのは不謹慎とされていたものの、今では当然になりました。むしろ、入籍して後がなくなってから一緒に暮らし始めるよりも、その前にやっていけるかどうかを確認するほうが離婚のリスクを下げられるという考え方もあります。

いわば試用期間のようなもので、同居してみれば相手の生活観や癖、普段の過ごし方を直に観察できます。互いに異なる環境で育ってきた以上、どうしても違いはあるので、上手に調整できるかどうかを結婚前に確認しておくのは賢明な対策でしょう。

いくら離婚率が高まっているとはいえ、日本でもバツイチが積極的に推奨されるところまで社会的な風潮が変化しているわけではありません。結婚するなら、分かれずに暮らしていけるかどうか、事前に慎重に見極めるほうが無難です。

今でも結婚するまで同居しない方もいるものの、婚姻後に共同で生活を維持するのが困難である事情が存在することを知る危険があるのも事実です。耐えられないような癖や習慣を相手が持っており、それを直してもらえない場合もあるのです。

特に結婚して時間が経過すると、恋人の時のような緊張感もなくなり、いまさら長年の生活態度を改めるモチベーションが失われがちです。そのため、相手のために自分を変えようと思う段階で同居を続けられるように、お互いの意見を交換しておくのが理想です。

長年の同居の末の結婚は安泰か

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すでに長年一緒に暮らしている場合には、結婚しても戸籍の記載や法律上の婚姻関係が生じただけで、あまり心理的に変化がないという声もあります。特に式を挙げないケースにおいては、役所に婚姻届を提出するだけなので、特別な実感がないのもうなづけます。

この場合には、今さら別れる理由もなさそうなので、離婚の危険はそれほどなさそうに思えます。しかしながら、仮に30歳で結婚すれば、平均寿命をまっとうするまでに50年ほど残っています。その途中でライフステージも変わっていくため、必ずしも安泰ではないようです。

離婚には色々な理由があるので、単純に暮らし始めた当初のリスクだけを回避すれば、結婚生活がうまくいくとは限りません。たとえば、このまま夫婦で暮らしても将来に希望が持てなくなってしまったり、相手の不貞行為によって別れる例もあります。

色々な事情があるため、結婚前に同居しておけば、それですべてのリスクを避けられるわけではありません。しかし、一般論としてうまくいく可能性は高くなりやすいと言えるでしょう。

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